真冬の中欧(プラハ・ブダペスト・ウィーン)歩きまくり。[18]
真冬の中欧(プラハ・ブダペスト・ウィーン)歩きまくり。[18]
王宮の丘
「はぁ。。。」
ここまで来るのが大変でした。
リスト広場でランチの後、
「じゃあ、午後はドナウ川の向こうの「ブダの丘」に行ってみようかな。」
と、地下鉄駅に向かいました。
「ちょ、ちょ、ちょっとアンタっ!!!」
ホームに入ろうとするとヲバちゃんに声を掛けられました。
「検札かな。。。」
と思い1日乗車券を見せると、ヲバちゃんはその乗車券をワタシの手から素早く奪い取りました。
「あ~ダメダメ。全くダメ。ぜ~ったいダメ。何が何でもダメ。今すぐあそこ、あそこの窓口で買い直しなさいっ!!!」
マジャール語は全く分りませんが、このヲバちゃんのオーバー過ぎるアクションと有無を言わせない態度は概ねこんな感じだったと思います。
「ヲバちゃん、ちょっと待ってよ。これ1日乗車券ですよ。これで、あれに乗れるでしょう???」
「ダメダメダメ。ここから先は一歩も許さないよ。さっさと、あそこで買って来る事だね。」
と取り付く島はまったくありません。
何だか、体制の違う国にいきなり放り出されてしまったような気分です。
同じ旧社会主義体制のチェコがあまりにも洗練されていたせいで(街も人も)、ちょっと油断してしまったのかもしれません。
ここにはまだ「ムカシ」の感覚を懐かしく引きずっている人が、まだ少なからず残っているのかもしれません。
仕方がないので「社会主義バンザイ」ヲバさんからチケットを奪い返し、地下鉄駅を後にしました。
「どうしようかな。。。」
と思いましたが、地下鉄がダメならトラムに乗ればいいのです♪
リスト広場近くのオクトゴンから何の問題もなくトラムに乗り、対岸のモスクワ・テールまで行き、しつこいようですが何の問題もなく地下鉄に乗り換えドナウ川沿いのバッチャーニ・テール駅で下車しました。
ワタシの持っていた1日乗車券でトラムにも地下鉄にも乗ることが出来ました。
地下鉄モククワ・テール駅でも検札を受けましたが、ヲジさんに
「これで、あれに乗れるよね???」
「ん???あ、問題ないよ。入ってちょ。」
とスムーズに入場出来ました。
あのヲバちゃんは何をあんなにムキになってワタシにチケットを買わせたかったのでしょうか。。。
ロゴの入った制服は着用していましたが、詐欺まがいのことして僅かなお小遣いでも稼ぎたかったのでしょうか。。。不明です。
バッチャーニ・テール駅の前はドナウ川、そして対岸には国会議事堂を眺めることが出来ました。
地下鉄を使わずトラムに乗ったお陰で車窓からの景色も楽しむ事が出来たし、これこれで良しとしましょう。
こんなシンプルなデザインの建物を見るのは久し振りのような気がします。
川沿いの道をくさり橋方面に向かって歩きます。
くさり橋が見えてきました。
「くさり橋」です。
対岸に小さく見える建物はフォーシーズンズホテル・グレシャムパレス・ブダペストです。
丘の斜面にはケーブルカーの線路が見えます。
そして丘の上に見える立派な建物はブダ王宮です。
城壁でしょうか。。。
モザイク画が見事です。
1880年と言うことはオーストリア=ハンガリー二重帝国時代という事ですね。
ステキな笑顔のケーブルカー乗り場のヲバちゃん。
でも、この時は若干「ヲバちゃん恐怖症」気味でした。。。
このケーブルカー、3層構造になっていて乗客は好きな段(???)を選んで乗り込みます。
「発車しま~す♪」
丘の斜面を背に前方を見ると、賑やかなイタリア人軍団。。。と一緒にドナウ川が見えました。
素晴らしい眺めです。
ケーブルカーの車内から景色を楽しむことが出来なくても、丘の上から眺めればいいんですよね♪
(橋の向こうの立派な建物が先ほども少し触れたフォーシーズンズホテル・グレシャムパレスです。)
左手には世界一美しいと讃えられるあの国会議事堂も眺められます。
さて、現在地をチェックして
歩いてみましょう。
緩やかな坂道に並ぶのはお土産物店でしょうか。
遠めにはステキなのですが、良く見ると壁など痛みが激しそうです。
徐々に修復していくのでしょうか。。。
坂道を登り切りました。
ここは教会前にある「三位一体広場」です。
「マーチャーシュ教会」です。
只今修復工事の真っ最中と言った感じです。
「工事現場」の中に入って行く感じです。
(「ヘルメットはいいのかな。。。」)
「うわ~。。。ヘルメットは不要です。」
見事な祭壇、そしてステンドグラスです。
柱に描かれた模様はやはりヨーロッパのイメージとは明らかに違って、その独自性を強くアピールしているようです。
やはり独特ですよね。
「ふ~ん。」
確かにヨーロッパなんだけどちょっと違うような、でもアジアかと言うとアジアでもないような。。。
不思議な空間です。
13世紀の完成当初はもっと色鮮やかだったのでしょうか。
目が回りそうです。
やっぱり不思議な気分。。。
「現場」を後にしました。
出口付近は修復も進んでいるようですね。
マーチャーシュ教会を出るとすぐ近くに「漁夫の砦」が見えました。
とんがり帽子の下におります。
ここからの眺めもステキです。
ドナウ川に架かるのはくさり橋です。
マーチャーシュ教会の屋根もジョルナイのセラミックで見事に装飾されています。
「あ、顔見つけた。」
「聖イシュトバーン像」です。
手にしている二重のクロスはハンガリー独自のものなのだそうです。
キリストとイシュトバーンの権威を示す意味があるのだとか。。。
再びケーブルカーに乗り込み下山(???)します。
今回は独占出来ました♪
でも、2段目に乗ったので1段目の屋根がちょっと邪魔です。
丘の下に到着しました。
この建物の中でチケットを買って、ゲートを通って乗車します。
ケーブルカーを利用しない人はこちらの巨大な門から入場するのでしょうか。
観光バスがひっきり無しに入って行きます。
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王宮の丘
ここまで来るのが大変でした。
リスト広場でランチの後、
「じゃあ、午後はドナウ川の向こうの「ブダの丘」に行ってみようかな。」
と、地下鉄駅に向かいました。
ホームに入ろうとするとヲバちゃんに声を掛けられました。
「検札かな。。。」
と思い1日乗車券を見せると、ヲバちゃんはその乗車券をワタシの手から素早く奪い取りました。
「あ~ダメダメ。全くダメ。ぜ~ったいダメ。何が何でもダメ。今すぐあそこ、あそこの窓口で買い直しなさいっ!!!」
マジャール語は全く分りませんが、このヲバちゃんのオーバー過ぎるアクションと有無を言わせない態度は概ねこんな感じだったと思います。
「ダメダメダメ。ここから先は一歩も許さないよ。さっさと、あそこで買って来る事だね。」
と取り付く島はまったくありません。
何だか、体制の違う国にいきなり放り出されてしまったような気分です。
同じ旧社会主義体制のチェコがあまりにも洗練されていたせいで(街も人も)、ちょっと油断してしまったのかもしれません。
ここにはまだ「ムカシ」の感覚を懐かしく引きずっている人が、まだ少なからず残っているのかもしれません。
「どうしようかな。。。」
と思いましたが、地下鉄がダメならトラムに乗ればいいのです♪
ワタシの持っていた1日乗車券でトラムにも地下鉄にも乗ることが出来ました。
地下鉄モククワ・テール駅でも検札を受けましたが、ヲジさんに
「これで、あれに乗れるよね???」
「ん???あ、問題ないよ。入ってちょ。」
とスムーズに入場出来ました。
あのヲバちゃんは何をあんなにムキになってワタシにチケットを買わせたかったのでしょうか。。。
ロゴの入った制服は着用していましたが、詐欺まがいのことして僅かなお小遣いでも稼ぎたかったのでしょうか。。。不明です。
地下鉄を使わずトラムに乗ったお陰で車窓からの景色も楽しむ事が出来たし、これこれで良しとしましょう。
川沿いの道をくさり橋方面に向かって歩きます。
対岸に小さく見える建物はフォーシーズンズホテル・グレシャムパレス・ブダペストです。
モザイク画が見事です。
1880年と言うことはオーストリア=ハンガリー二重帝国時代という事ですね。
でも、この時は若干「ヲバちゃん恐怖症」気味でした。。。
(橋の向こうの立派な建物が先ほども少し触れたフォーシーズンズホテル・グレシャムパレスです。)
徐々に修復していくのでしょうか。。。
ここは教会前にある「三位一体広場」です。
只今修復工事の真っ最中と言った感じです。
「工事現場」の中に入って行く感じです。
(「ヘルメットはいいのかな。。。」)
見事な祭壇、そしてステンドグラスです。
不思議な空間です。
目が回りそうです。
出口付近は修復も進んでいるようですね。
ここからの眺めもステキです。
手にしている二重のクロスはハンガリー独自のものなのだそうです。
キリストとイシュトバーンの権威を示す意味があるのだとか。。。
でも、2段目に乗ったので1段目の屋根がちょっと邪魔です。
この建物の中でチケットを買って、ゲートを通って乗車します。
観光バスがひっきり無しに入って行きます。
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by yoxiwoo
| 2009-06-15 08:59
| FEB2009 PRG/BUD/VIE